統合失調症,症状

小さな兆候も見逃さないで――統合失調症を発症する前に発見を

以前と違ってどこかがおかしい、そのような変化が見られる人が周りにいないでしょうか?
もしくは自分自身が誰かにそのようなことを言われたことがありませんか?
それは統合失調症を完全に発症する前に身体が出している兆候の一つかもしれません。この病は発症前から発症状態が軽度で見られることがあるので、周囲の人達が異変を感じることが出来ると思います。

「活発だった人が急に無口になり周囲との関わりを断ち始める」「支離滅裂な話の内容や独り言などが増えてくる」といった普段とは違う奇妙な言動が目立つようであれば、それは発症への警告を知らせるサインかもしれないので注意が必要です。

統合失調症にはいくつか種類が存在します――種類の確認をしましょう。

この病は症状によって種類ごとに分類されます。
症状によってそれぞれ特徴が現れるのですが、治療方法も種類別で行なわなければいけないため、まずは患者に現れている症例で種類が判明しないといけません。

ここではその種類の紹介をしていきます。

種類名 主な症例
妄想型 周囲が自分に何かしている、又は自分が周囲に何かしているのではないかといった妄想等を絶えず行なっている。幻覚の傾向も見られる。
破爪型 感情が失われていく・意欲や関心が無くなるといったうつ病に似た行動が見られる。
緊張型 突然叫んだり、落ち着きがなく歩き回ったりと躁うつ病に似た行動が見られる。

他には治療がある程度進んでも、回復の傾向が見られない慢性状態の「残遺型」や破爪型によく似た「単純型」があります。
うつ病・躁うつ病に似た症例が出るので、間違いがないように医師とよく話し合う必要もあります。

このような種類を知っておくことで、医師への相談や治療に役立てることができるので覚えておくといいかもしれません。

陽と陰――大きく2つに分類される症状とは

統合失調症の種類を紹介しましたが、統合失調症はさらに症状別で分類すると「陽性症状」と「陰性症状」の2タイプに分けられます。
これは症状によってはっきりと違いが現れ、この中に先ほどの分けられた種類が当てはまるので、こちらもしっかりと学んでおいたほうがいいでしょう。

それではこの2つの症状について簡単な説明をしたいと思います。

本格的な発症前から現れる陽性症状とは一体何なのか

この症状でよく見られるのは妄想や幻覚といった、実在しない物や考えをやたらと気にするような行動をとるようになり、急な興奮状態になる・支離滅裂な話をし始めて会話が上手くできなくなるというような感情のコントロールができなくなる症状が見られます。

これは妄想型や緊張型に当てはまり、統合失調症の初期症状としては多く見られるのが陽性症状なのです。

発症するまで分かりづらい陰性症状とは一体何なのか

この症状では感情が少なくなり、会話も単調なものとなって人とのコミュニケーションがとれなくなってくるのが目立ちます。
楽しいと思っていたことに急に興味が無くなり、何も考えずに過ごすことが多くなるのが見られます。これは破爪型に当てはまり、統合失調症として発症するか、発症してから症状が現れるのが陰性症状なのです。

このような症状は、性格や行動等のその人本来の姿ではない急激な変化として多く見られるので周囲は気付いてあげることができるかもしれませんが、発症した本人に自覚が無いことが多く、病院に行って医師の相談や治療を受けること勧めてもそれを「自分は病にかかっていない」と拒む人がいるそうです。

まずは患者本人とよく話し合って、この病と向き合う形を錬成していかなければいけません。
どんな病でも理解し、ある程度受け入れることの重要性は共通であり、心の病にもそれは言えることなのです。

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