統合失調症,合併症

注意すべき点は一つだけじゃない――同時に発症する病

病一つだけに集中していると、他の病に対する危機管理が遅れてさらなる後々さらなる苦痛を味わうことになってしまうので、ここでは統合失調症の合併症について説明していきます。

統合失調症は精神疾患群の一つなのですが、発症によって精神に大きな揺らぎが現れることにより、他の精神疾患も同時に発症してしまう場合があります。
さらに病が身体にも影響を与えて、精神疾患以外の病も合併する時があるので気をつけねばなりません。

合併症の恐ろしい所は完治前の病を放っておくこともできず、さらに発症した病も同時に治療しなければならないという治療状況がどんどん悪化していってしまう点です。
事前にある程度病に関する合併症への知識を身につけておくことが、合併症を防ぐ予防策となるのです。

統合失調症の合併症はどんなものか

この病で起きる合併症には様々な種類があり、それに合わせた治療も必要になってきます。気付かぬうちに別の合併症を発症して困ったということがないように、統合失調症の合併症について知っておきましょう。

異変は身体に現れる――身体合併症とは

病を治療する際に、薬物投与による何らかの副作用や精神の乱れによって身体に異常が発生することを身体的合併症と言います。
これは他の病でも合併症として見られるものなので、気をつけておきたい症状です。

この病では薬物による体質変化や陰性症状の無気力による行動力不足・やたらと食欲が増加するといったことが原因でなってしまうメタボリックシンドロームや糖尿病等の生活習慣病を合併する場合があります。

現代の病――生活習慣病について

近年名前が広まっているメタボリックシンドロームは、皮下脂肪や内臓脂肪が身体に余分につくおかげで動脈硬化や心不全を起こしてしまうと言われています。

糖尿病は血液中のブドウ糖という成分数値が高すぎるとなってしまう病で、身体の小さな血管からボロボロになっていき、最終的には腎臓や眼球などの臓器にまで甚大な被害を与えてしまいます。

このように生活習慣病は気付かないうちに病を患ってしまい、臓器に深刻なダメージを与えるため徐々に被害を体内で広げていく恐ろしいものです。
身体合併症は生活習慣病を引き起こしやすいので、十分な警戒をしなければいけません。

心の病が肥大する――精神疾患の合併

精神疾患は不安定な心に精神全体が常に揺さぶられるため、内面的なダメージは病が長期に渡るとどんどん負担となって溜まっていき、他の精神疾患も引き起こす時があります。
統合失調症では、陽性症状から躁うつ病へ・陰性症状からうつ病へと合併症を発症してしまうことがあるそうです。

元々この二つは似たような症状が出るものなので、合併した症状なのか合併前の症状本来の姿なのかを見極めるのは難しいことであり、症状それぞれに処方される薬物も種類が違いますし合併症の時も投与される薬物の種類は違うので、慎重な判断が求められます。

他のパニック障害や摂食障害等の軽度でありながらも気をつけねばならない精神疾患群にも合併しないよう注意が必要です。

病を悪化させていかないためにも――合併症に気をつける

限られた病に関係なく合併症というものには気をつけたいものですが、心の病は合併症によって発症している最中の病が悪化することやさらに別の合併症も発症してしまうことがあるので、出来る限り合併症を発症しないよう心がけたいものです。
そのためには、発症後と比べていきなり普段と違う言動をとり始めていないかを自分や周りが確認し、食事の管理や正常な健康状態か調べておく必要があります。

病による異常からさらに輪をかけておかしな行動をとるようであれば、すぐにかかりつけの医者に相談するのがいいでしょう。
最初に発症した病をすぐに治すために、他の病を合併させないように心がけましょう。

  • 発症の要因 - きっかけとなる要素とは?
  • 薬の種類 - 治療に使われる向精神薬について

  • 【症状と原因】統合失調症の原因、症状や合併症と共に鬱病との違いを紹介
  • 【治療のガイドライン】治療に使われる薬の種類や副作用、漢方薬の効果とリハビリについて
  • 【ご家族の方へ】対応方法・接し方、治療のための診断プロセス、再発予防などの心構え
  • 【社会への復帰まで】生活保護・障害者年金の申請方法や金額、相談窓口などの福祉制度情報
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